藤井風さんのセカンドアルバム「LOVE ALL SERVE ALL」が2022年3月23日に発売されました。
皆さん、カバーアルバムを含め、お楽しみのことでしょう♪

LASA(愛全奉全)アルバムのボーナスディスク「LOVE ALL COVER ALL 全11曲 (piano arranged covers)」のオリジナル曲(原曲)の解説をします。
藤井風さんからのメッセージ
前回よりもさらに、(特に7曲目以降とか)すごいパーソナルなカバー集になってます。
「LOVE ALL COVER ALL」収録曲 全11曲 (piano arranged covers)



ボクは7曲目「Weak」がめっちゃ好き(Sorryも好き)♪
01. Sunny – Bobby Hebb
Sunny – Bobby Hebb
作詞作曲 Bobby Hebb
プロデュース Jerry Ross
・シングル(1966)は全米チャート2位、R&Bチャート3位。
・最初のレコーディングは1965年の弘田三枝子のニューヨーク録音でJAZZバラードでした。
弘田三枝子(VO) ビリー・テイラー(P) ベン・タッカー(b) グレディ・テート(ds)
アルバム『MIKO IN NEW YORK(ニューヨークのミコ)』オリジナルLP:JPS-5072/1966年発売
・King of Cover Songと呼ばれ、500以上カバーされています。
・日産サニーのCMでは1981年に松坂慶子さんが登場し、「SUNNY(Bobby Hebb)」が流れました。



誰しも口ずさめるであろう?歌い出しの ♪Sunny…♪
Sunnyという女性への気持ちを込めた単純なラヴ・ソングではなく、愁いを帯びた物悲しいマイナーメロウの曲調は天国の兄(神?)への思いが込められたのかも知れません。
一度聴いたら忘れられないメロディです。
02. No Tears Left To Cry – Ariana Grande
No Tears Left To Cry – Ariana Grande
作詞作曲 Ariana Grande , Max Martin , Savan Kotecha , Ilya Salmanzadeh
プロデュース Max Martin , Ilya Salmanzadeh
・4thアルバム「Sweetener」からのリードシングル(2018年4月)
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)3位、UKで2位



「No Tears Left To Cry」は、
そんな涙を流した日々を糧に、世界への
「強い心を持ち、元気に生きていこう」というメッセージが詰め込まれた強力な楽曲で、2018年6月に25歳となるアリアナが等身大の今の心情を歌っています。
明るいディスコ調のダンス・ポップナンバーです。
03. Hot Stuff – Donna Summer
Hot Stuff – Donna Summer
作詞作曲 Pete Bellotte , Harold Faltermeyer , Keith Forsey
プロデュース Giorgio Moroder , Pete Bellotte
・7thアルバム「Bad Girls(華麗なる誘惑)」からのリードシングル
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)1位
・この曲でグラミー賞の最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス部門を受賞



もう誰でもいいから、とにかくあたしを激しく愛してくれる人を求めている歌で、ロック色の強いユーロ・ディスコチューン。
04. Sorry – Justin Bieber
Sorry – Justin Bieber
作詞作曲 Justin Bieber , Michael Tucker , Sonny Moore , Justin Tranter , Julia Michaels
プロデュース BloodPop (Michael Tucker), Skrillex (Sonny Moore)
・4thアルバム「Purpose (2015)」からの2ndシングル(2015)
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)1位
・母国カナダで年間シングルチャート1位を獲得



滑らかなEDMビートのチルサウンドです。
レゲトン(ラテン系ヒップホップとレゲエを融合)リズムを取り入れ、ハウスを融合させたダンスポップに仕上がっています。
ジャスティンがひたすら「ごめん」と謝り倒す歌ですが、Selena Gomez(元カノ)に謝ることも含まれている?ようですw
ボクはSorry(Acoustic Ver)がめっちゃ好き♪
05. Good As Hell – Lizzo
Good As Hell – Lizzo
作詞作曲 Melissa“Lizzo”Jefferson , Eric Frederic(Ricky Reed)
プロデュース Ricky Reed
・2016年の映画「Barbershop:The NextCut」のサウンドトラックのために録音
・デビューEP「Coconut Oil」のリードシングルとしてリリース(2016)
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)3位



ダメな男と付き合ってる? そんな男とは別れて、自分のために時間を使おうよ、という歌で、
ゴスペル感のある元気が出るポップ・ソウルです。
06. Just the Two of Us – Grover Washington Jr.
Just the Two of Us – Grover Washington Jr.
作詞作曲 Ralph Macdonald , William Harrison Jr Withers(Bill Withers) , William Salter
プロデュース Grover Washington Jr. , Ralph Macdonald
・12thアルバム「Winelight」シングルカット「邦題:クリスタルの恋人たち」(1980)
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)2位
・グラミー賞のR&B部門を受賞



この曲の「D♭maj7-C7-Fm7-E♭m7-A♭7」というコード進行は、後にポピュラーミュージックの様々な曲に使われるようになり、「Just the Two of Us進行」と呼ばれています。
さらにこの進行をJ-POPで効果的に使用した代表曲ともいえる椎名林檎の「丸ノ内サディスティック」から、「丸サ進行」と呼ばれることもあります。
JAZZ、フュージョン、アダルトコンテンポラリー、そんな感じの曲です(笑)
07. Weak – SWV
Weak – SWV
作詞作曲 Brian Alexander Morgan
プロデュース Brian Alexander Morgan



風さんが、2018/12/07にYouTubeにCover動画をアップしています。今回は正式なレコーディングなので、さらにパワーアップしてよさげですね♪
・1stアルバム「It’s About Time(1992)」からの3rdシングル(1993)。
・1993年ビルボード年間シングル・チャートで6位。
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)1993年7月には2週1位獲得。



「あなたの愛が私を弱くする」というラブソングです。
心底好きな人にもう心身ともとろけてしまったときの「弱さ」を歌っています。
はい、これをご覧になっている恋する風民さんのことですね!
余談ですが、Cokoはこの曲が嫌いで、レコーディングの時に悪態ついていたとか。。
ところが、皮肉にも、SWV最大のヒット曲になっているR&Bスローバラードです。
08. Overprotected – Britney Spears
Overprotected – Britney Spears
作詞作曲 Max Martin , Rami Yacoub , The Darkchild Remix
プロデュース Max Martin , Rami Yacoub , The Darkchild Remix
・3rdアルバム「Britney(2001)」からの2ndシングル(2001)
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)86位



過保護にされ続けてうんざりしていて、
自分になりたい女の子を描いたエレクトロ・ダンスポップです。
09. Teenage Dream – Katy Perry
Teenage Dream – Katy Perry
作詞作曲 Katy Perry , Bonnie McKee(Dr. Luke , Max Martin , Benny Blanco)
プロデュース Dr. Luke, Benny Blanco , Max Martin
・3rdアルバム「Teenage Dream(2010)」からの2ndシングル(2010)
・全米アルバム・シングルチャート(Billboard Hot 100)1位。
・他にも4曲がシングルチャート1位を獲得。
・ひとつのアルバムから5曲の1位が出たのはマイケルジャクソン以来で、
女性アーティストでは史上初の快挙。



若い時を思い出させてくれる恋人と一緒にいることを歌った
レトロなサウンドでビートの強いミッドテンポのラブソング。
パワーポップ&エレクトロポップ。



サビの歌詞にキュンしますね♪
10. Eh, Eh (Nothing Else I Can Say) – Lady Gaga
Eh, Eh (Nothing Else I Can Say) – Lady Gaga
作詞作曲 LADY GAGA , Martin Kierszenbaum
プロデュース Martin Kierszenbaum
・1stアルバム「The Fame(2009)」からの3rdシングル(2009)。
・オーストラリアで公式リリース(UK、USA、日本ではリリースなし)。
・オーストラリア ARIAシングルチャート15位。
・アルバムはアメリカではBillboard 200チャートで最高4位、
・Billboard Electronic Albumsチャートで1位。



カリプソ(20世紀に始まったカリブ海の音楽スタイルのひとつでレゲエのルーツ?)のミッドバラード。
エレクトロ・シンセ・ポップ。
パートナーと別れて、新しい誰かを見つけようとする心情(言葉では何も言えない)を歌ってます。
11. Circles – Post Malone
Circles – Post Malone
作詞作曲 Austin Post , Louis Bell , Adam Feeney , Kaan Gunesberk , Billy Walsh
プロデュース Post Malone , Louis Bell , Frank Dukes
・3rdアルバム「Hollywood’s Bleeding (2019)」からの3rdシングル(2019)。
・全米シングルチャート(Billboard Hot 100)1位。



この曲をリリースした時は24歳で、溢れ出る才能を感じます。
色あせた愛を嘆きつつ別れられないでいるカップルがはまった悪循環について歌っています。
フリートウッド・マック風なクールでユニークなバイブス。
アコースティック・ギターのサウンドが印象的な穏やかなメロディラインのサイケデリック・ポップ。




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